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「路線価」6年連続上昇も上昇率は鈍化
新型コロナウィルス感染症拡大の影響が反映された初めての「路線価」が国税庁より7月1日(令和3年1月1日 時点)に発表されました。
路線価に関して新聞等に掲載されている内容を「1分でわかる路線価」として要約してみました。
【路線価とは】
(1)相続税や贈与税の算定基礎となる指標。
(2)全国524カ所ある税務署ごとの最高価格を国税庁が集計。
【道内の路線価】
(1)北海道は30カ所ある税務署ごとの最高価格を集計。
(2)上昇地点は札幌の5地点と小樽の1地点の計6地点
(3)横ばい地点は10地点、下落地点は14地点。
【札幌市の路線価の傾向】
(1)人口流入が続く札幌圏は、マンションや住宅需要が根強く堅調に推移。
(2)インバウンド需要消滅により上昇率は昨年よりも鈍化。
(3)中心部は再開発事業と老朽化したビルの建て替え時期を迎え、上昇率の鈍化を下支え。
【路線価からみる道内の不動産市況】
前年日本一の上昇率を誇ったニセコ地域は横ばいで推移しているが、コロナ収束を見込んだ投資はなお表面化している。
北海道新幹線の札幌延伸開業に伴う再開発によるJR札幌駅周辺地の根強い需要が見込まれる中、札幌市近郊以外はコロナよりも人口減少の影響により、以前から指摘されている札幌一極集中が地方との二極化の構図にさらに拍車をかけている。
~知って得するマメ知識~
「道内の路線価 第1位」
JR札幌駅南口 商業施設「ステラプレイス」前
路線価:1㎡あたり588万円 ⇒ 1坪あたり1,944万円(畳だと約2枚分相当)