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Artist Profile
P R O F I L E
三神 恵爾 Keiji MIKAMI
1952年 北海道芦別市に生まれる。
11歳のとき、炭坑に見切りをつけた父と、「都会へ行くのよ」という母の言葉に乗せられ、札幌に移住。
その頃知ったゴッホの絵に魅せられ、将来は画家と定める。と同時に詩や文章を書くことにも目覚め、文学や古本収集に関心を広げてゆく。
20代の一時期、版画家森ヒロコと一原有徳に出合い、交流を深める。
二人の後押しを受けて全道展に出品し2度受賞するも、今日に至るまで、個展を中心にNDA画廊、時計台ギャラリー、ギャラリーたぴお、コンチネンタルギャラリー、茶廊法邑、東京永井画廊などで、フリーの画家として発表活動をつづけてきた。
一方で文学では、40代に入り友人知人に宛てた個人誌『蜜蜂の季節』を発行したり、短歌評論家菱川善夫と知り合い、現在三浦綾子文学館館長の田中綾を中心とする、短歌同人誌『弓弦』に参加。
その仲間の一人と2002年に文芸誌『がいこつ亭』を立ちあげ、119号の現在まで、評論を中心に短歌や小説にエッセ―を多数執筆。文学とサブカルチャーや社会問題を結ぶ、独自の目線で今日の危うい世界状況に切り込んできた。
1979年から2023年まで、絵画教室にじいろのふねを主宰。
2006年から23年まで、NHK文化センターで文章講座と児童文学を読み返す講座を担当。
著書に、歌集『フルクサスな空』(1994)、教育エッセ―集『アリスと少女力のまなざし』(2005・響文社)、コラージュ作品集『鳥の降り立つ庭で』(2019)など。
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