Riku no sango Ayane MAOKA Photo Exhibition
眞岡綺音 × GALLERY ESSE

 
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HOKKAIDO PHOTO FESTA 2024 協力企画として 第五回入江泰吉記念写真賞受賞作品 眞岡綺音『陸の珊瑚』を開催いたします。
 
是非この機会にご高覧くださいませ。
 
 
作品ステートメント

「陸の珊瑚」

 誰しもがかってに幼少時代をもち、 世界の真ん中で生きてきたのではないだろうか。
それが少しずつ分別を覚え大きな流れの一旦になっていく。
幼少時代私は母の実家で過ごした記憶がある。
祖父母は私を愛で普段ではない非日常の生活が其処にはあった。
やがて月日がすぎると自身の立ち位置が代わり
かつての私のポジションにすげ替わる存在がいた。
この事に気がつき今作の制作に至った。

制作を始め時間を重ねるごとに人が持つ立ち位置がシフトしていく事に気がついた。
子供は青年になり、叔母、叔父は誰かの祖父母になる、
やがて天寿を全うすれば其処に新しい人間が座る。
自身のケースでは祖父母が牧場を経営しており
その場所を中心にこの時間の流れが一つの舞台の様に進んで行った。
この事から家系とは時間の概念を強くもつ一つのコロニーであるという結論を得た。

時間と共に変化しいずれ形を変える生活共同体、
自身も含め多くの人はこの約束されない普遍と時間と舞台の中にいる。